気象が人間に与える影響

 

Biowetterより抜粋

暮らしの中のバイオクリマ

 http://www.bioweather.net/column/essay4/bw03.htm

 

ドイツの健康天気予報
 
新聞の健康天気予報欄

 現在、世界の中で、新聞の健康天気予報欄が最も充実しているのはドイツである。いわゆる全国紙で、誰もが認める新聞は数種ある。その中の一つであるフラ ンクフルターアルゲマイネ新聞(Frankfurter Allgemeine Zeitung, 略称、F.A.Z.)の健康天気予報欄について、少し紹介しておきたい。特にわれわれが知っておかねばならないのは、(1)日本の新聞の天気予報欄とどう 違うか、(2)どのような病気がとりあげられているか、(3)どのような健康状態が予報の対象になっているか、(4)どのような表現(段階区分、形容詞) で発表されているか、などである。

 

Biowetter(直訳すれば生天気、英語に訳せば、Bio-weather)と言う欄が、中央部に天気概況と同じ面積でのっている。語数では約65ワードである。ここがいわゆる医学気象予報の部分である。
 この欄の解析を目下行っているが、ここで結果の1部を速報しておきたい。(表1)にまとめたのは昨年12月から今年の1月中の記事に出てくる病名である。冬の状態の解析だから、多発する病名はもちろん冬のもので、季節によって変化するのは当然である。

(表1)新聞の医学気象予報欄に出る病名・健康状態・表現*

 


病名 表現

リュウマチ 痛みの訴え
関節炎・筋肉痛 痛みの訴え
喘息 症状悪化
頭痛 ひどい、軽い、月経中起こりやすい
偏頭痛 ひどい、軽い、発作的
めまい、げんうん感 しばしば起こる
血圧変動 気温の高低に連動
循環器 軽い障害、落ち着く、完全になくなる
風邪、流感、インフルエンザ 感染の危険度高い、かなりある
精神状態(機嫌) 晴れやか、陽気になる、悪くなる
神経質の人・不眠症 不安定になる、不安定傾向
疲労・やる気 出てくる、なくなる
作業心迫(心理学) よくなる、悪化する
栄養・食品 ビタミン摂取
運動・活動 充分に行う、規則正しく行う

*2011年12月~2012年1月のフランクフルター・アルゲマイネ新聞の天気情報欄を筆者が集計した。

 

 

 

「風が吹くと桶屋が儲かる」という諺がありますが

「天候が悪くなると病院・治療院が儲かる」という諺を作りました。

天候によって患者さんが増えたり減ったりします。

天候が悪くなれば、患者さんが増え、当院にとっても喜ばしい事ですが、患者さんにとっては、予期せぬ出費が増えよくありません。

 

先日、よく来院される女性の患者さんが虫歯でもないのに

病院へ行っても治らず、知覚過敏でもなく化膿もしてないのに

歯が痛むという相談の電話がありました。

 

そういう患者さんは、首の骨が歪んでいる事がよく診受けられ

ますが、暑い日が続き、仕事でのストレスや疲労が蓄積したり

エアコンで身体が冷えてる可能性があります。

 

診察に来る前に葛根湯を試すことを勧めました。

それでも、症状が緩和されない場合は来院して下さいと・・

 

今朝、患者さんから具合が良くなったという電話があり

安心しました。気象が体に及ぼす影響は大きいと考えられます。

 

まだ暑い日が続きます。

さん、お体に十分気を付けて下さい。


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