可愛いペットには、くれぐれもご注意ください

重症化して死亡もこんなにある「ペットからうつる病気」

ゲンダイネット

http://gendai.net/news/view/110403

米国でカメを触ったことによるサルモネラ症の集団発症が相次ぎ、日本でも厚労省がミドリガメなどの取り扱いに注意を呼びかけている。ペットから人にうつる病気は他にもたくさんある。気をつけた方がいい。

 サルモネラ菌は食中毒の原因菌として知られるが、カメなどの爬虫(はちゆう)類を触って手に付着したサルモネラ菌が口に入って感染するケースがある。急性胃腸炎だけでなく、重症化すると髄膜炎や敗血症を引き起こす恐れもあり、海外では死亡例もある。

 日本でも毎年のように発生しているので、抵抗力の弱い乳児や高齢者は特に注意が必要だ。

「ペット溺愛が生む病気」の著者で、日大医学部臨床検査医学分野助教の荒島康友氏(Zoonosis協会副理事長)は言う。

「カメ、トカゲ、ヘビなどの爬虫類は20~100%近くサルモネラ菌を持っていると考えていい。触ったらしっかり手を洗い、室内を自由に動き回らせないの は基本中の基本。飼育している水槽を掃除する時は、絶対にキッチンではやらないこと。洗っている時に菌を含んだ水滴が一滴でも食器に飛び散れば、感染する 可能性があります」

 犬や猫を室内で飼うのが当たり前になり、ハムスター、ウサギ、爬虫類など、ペットの種類も増えている。さらに、ペットを家族の一員として扱い、顔をなめ させたり、口移しでエサを与えたり、一緒に入浴したり、同じ布団で寝たりする飼い主も多い。こうしたペットとの接触の親密化が、ペット由来感染症が増えた 要因になっている。

 動物から人間に感染する「人獣共通感染症」(ズーノーシス)は200種類以上あるといわれ、日本におけるペット由来の感染症は30種類ほど存在するという。中でも注意すべき病気を荒島氏に聞いた。

◆カプノサイトファーガ感染症

 犬や猫にかまれたり、ひっかかれることによって感染する。発熱、下痢、全身倦怠感、意識障害、髄膜炎、敗血症といった症状を引き起こす。重症化する傾向が強く、死亡率が33.3%もある。

「日本で初症例が報告された02年から10年3月までで発生件数は15件と、多くはありません。しかし、人間に重篤な症状を引き起こすカプノサイトファー ガ属菌は、犬で74%、猫で57%と保有率が高い。ちょっと歯が当たったり、傷をなめられただけで感染したと考えられるケースもあったので、注意が必要で す」

◆Q熱

 犬や猫などのペットが保有するコクシエラ菌によって発症する。ペットの糞尿(ふんによう)などがホコリと混じって空気中に舞い上がり、吸い込んで発症するケースが多い。

「発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、咽頭痛といった風邪に似た症状を引き起こします。自然治癒することも多いのですが、菌が細胞に潜伏して慢性型に移行すると、不定愁訴が続き、慢性疲労症候群やうつ病と誤診されるケースもあります」

◆パスツレラ症

 猫の100%近く、犬の75%が保有しているパスツレラ属菌が原因で、かまれたり、ひっかかれて感染する。赤く腫れたり熱が出るだけの軽症が多いが、骨髄炎や敗血症などに重症化することも。壊死(えし)性筋膜炎から死亡した例もある。

「寝ている間に飼い猫に顔をなめられていたことに気づかず、喉に感染していたケースもありました」

 他にも、鳥の乾燥した糞や分泌液を吸い込むことでインフルエンザのような症状が表れるオウム病、リンパの腫れや発熱などを引き起こすネコひっかき病などにも気をつけたい。

「ペットから病気をうつされないためには、付き合い方に“けじめ”をつけることが重要です。ただ、ワクチンで予防できたり、治療すれば完治する病気が多いので、やみくもに恐れることはありません」(荒島氏)

 何よりも飼い主がしっかりした知識を持っておくことが肝心だ。

 

 

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「死して屍・・・」状態の別名:イサカでした。


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