重陽の節句 九月九日

 

 九月九日は「重陽の節句」といいます。「九」という数字は陰陽道ではめでたい

数です。その「九」が重なる九月九日、これは最高にめでたいめでたい日なのです。 

 

 しかし、日本では「九」は「苦」に「四」は「死」に連想され同様に忌み嫌われます。

 病院では4号室、9号室とか下一桁になる病室の番号はありません。 

アパート、マンションでも「4」「9」数字の部屋は無かったりする事もあります。

単に語呂合わせに過ぎないのですが、車のナンバー・プレートも「4」「9」は

嫌われたりします。 

 

 日本では縁起担ぎで、イメージが悪いという感覚があり「9」が重なれば

二重苦というイメージが連想され好まれません。

 

 実は「9」が重なるとアジア圏では、縁起の良い日です。

重陽の節句」に、

酒に菊の花を浮かべて、菊酒を飲みますと長寿が約束される。と信じられています。

(菊は開花期間が長いことから長寿をあらわす縁起の良い花とされ珍重される)

気学では、運気が上がる日とされています。

 

 騙されたと思って、一度試してみるのも面白いかと思います。

調度、涼しくなりビールの旨い季節が去ったところで

旨い日本酒に菊を浮かべ、月を肴(盃に月を映す)に「グイッ」とやると

風情を味わえるのではないでしょうか

 

 すべての生命は天体に影響され生命を維持しています。

その天体の中の「月」を盃に浮かべ、飲みほすなんて粋じゃありませんか

こういう楽しみ方は日本人しかできません。

 

 

 そういえば、十六弁の菊の紋章、菊の花は「皇室の紋章」です 

古くは「日月紋」が公式の紋でしたが、その成立年代は不明で、菊花が皇室の紋章に

なったのは鎌倉時代、後鳥羽上皇のころからと言われています。 

明治になってから、皇族以外の使用を禁じる太政官布告により

最高の権威をもつようになりました。

 

菊の「十六花弁」は、皇室の紋章ではありますが

古代イスラエルのヘロデ門の紋章も十六花弁の菊の紋章でもあります。

しかしイスラエルで、菊を愛でる習慣や風習を聞いたことがありませんし

砂漠国家の象徴がなぜ「菊の紋章」なのか?

 

「菊の紋章」の共通点、皇室と古代イスラエルは、何か因果関係やルーツが

あるのでしょうか?

それとも明治になって、皇室に何か大きな変化があったのでしょうか?

月を肴に謎は深まるばかりではあるが

もう一杯持ってこい。

 


 

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「死して屍・・・」状態の別名:イサカでした。
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